タカハシサトシです!
地方の飲食業界で5年、企画の仕事をしています。
今回は
飲食店での集客方法を教えてください!
という声にお答えします。
飲食店はビジネスのライフサイクルが早い。そんな業界だから、簡単に参入、たくさんのお店が増えては消えていく。ライバルも多いので、どんなお店であれ集客に苦労されていると思います。
しかし、ウェブは興味ないなぁという方も多い飲食店の中で、自分たちの意志とは裏腹に、そんなウェブに集客が左右され無視できない状況も少なからずあります。
それは、誰もが情報を発信できる世の中であるがために、いつの間にか、自店の情報がウェブ上に掲載されたり、口コミされたりしているから。しかし、あまり情報が多いと、どれが本当の情報かお客さんは判別しにくくなります。
よって、公式な情報として、自らが情報を発信する事が大切になります。
つまり、「誰が」発信しているかが重要なのです。
本記事の内容
1 飲食店ウェブ集客の手段【無料ツール】
2 Googleマイビジネスとは?
3 Googleマイビジネスを活用する7手順
4 Googleマイビジネスのインサイトで検索語句から検証する
では、いってみよ〜〜!
1 飲食店ウェブ集客の手段【無料ツール】

既にウェブ上に情報が掲載されている、サイト・無料ツールをご紹介。
①グルメポータルサイト
どなたが載せているんでしょうか、様々なサイトに掲載されています。
たくさんあって管理も厳しいですが、「食べログ」「ぐるなび」「Retty」「トリップアドバイザー」「yelp」あたりに掲載されている情報は正しいものにしたいですね。
せめて、検索結果の上位に表示されやすい「食べログ」「ぐるなび」「Retty」に掲載されている情報はチェックされた方が良いです。特に、店名、住所、電話番号、営業時間はご注意を。もちろん無料で利用できます。
②Googleマイビジネス
今回のタイトルにもなっているgoogleの無料サービス。
こちらはgoogleで店舗検索すると、よく検索結果に以下のように表示されますが、この部分も店舗側で更新ができます。

2 Googleマイビジネスとは?なぜMEO対策が重要か

先述した「Googleマイビジネス」は、MEO対策のためのツールです。
そして、ウェブ集客と店舗評価のチェックに重要です。
説明しますね。
①ウェブ集客に重要なMEO対策
SEO(検索エンジン最適化)はなんとなく聞いたこともありますが、MEOはあまり聞き慣れない言葉です。MEOとは「Map Engine Optimizationの略で、Google Mapを対象とした地図エンジンにおいて最適化を図る」ことをいいます。
つまり「地図エンジン最適化」ということですね。
なぜ「地図」が重要かとというと「店舗」だから。お店のある場所をどうやって伝えるか、お店までの距離はどのくらいで、どうやって行けばいいのか、といった情報が重要になります。
そういう意味ではGoogle Mapは素晴らしいツールですので、その「地図」「場所」という切り口からお店にアクセスさせ、より興味ある方にはお店の詳しい情報も用意することで来店のきっかけを提供することもできます。
②お店の施策の反応をチェックするのに有効
このGoogleマイビジネスで表示された情報には「口コミ」があります。既に自店の口コミもちらほら入っていますよね。
この口コミを確認することで、例えばお店で始めた新しい商品の反応を確認するこができます。また、口コミは★で評価されていますので、これも来店する総合的な判断基準となる場合もあるでしょう。
誰かが投稿した写真や口コミは、お店を客観的に見ることができますよね。特に、クレームや不満な点が書かれている場合は、注意深くみていきましょう。
③自分のお店を検索してみよう
ますは自店をGoogle検索して、どのように表示されているか確認しましょう。
現在のお店と異なる情報が掲載されている場合は、デメリットなので直ぐに修正したいですね。活用手順は次項で紹介します。
3 Googleマイビジネスを活用する7手順

MEOの重要性を確認できたら、今すぐ活用していきましょう。
順番にポイントをお伝えします。
①googleアカウント発行する
前提としてGoogleアカウントが必要です。
②オーナー確認する
誰でも情報を自由に更新できたら危ないですよね。なので、登録者がお店のオーナー、または関係者である事を承認してもらう必要があります。
時間がかからず、登録が一番スムーズなのは、電話で6桁の番号を取得して認証を得る方法。
③店名、住所、電話番号、営業時間等の確認
登録が完了したら、管理画面にログイン。
様々なメニューがありますが、まずは「情報」を選択し、店舗の基本情報が正しいかを確認します。特に、住所は地図データに直結しますので要注意。
他、利用できるサービス、決済方法、特徴なども充実させると良いでしょう。
④写真をアップロードする
次に、写真コーナーに、お持ちの写真データを全てアップします。
メニュー写真もそうですが、店内、特に席の写真は、どのような席があるか、お客さんにとっては知りたい情報ですので、データが無い場合はスマホで撮影してアップしましょう。
Googleマイビジネス情報にアクセスしてくれたお客さんが取る行動として、写真の閲覧が圧倒的に多くなります。こだわっていきましょう。
⑤口コミに返信する
既に利用したことのあるお客さんからコメントがある場合がほとんど。手間ではありますが、ひとつひとつに返信するようにします。特に★2つ以下の苦情に近いコメントは要注意。丁寧に対応します。
このコメントは、訪れた人全員が見れるところが良くも悪くも影響があります。一度も訪れたことのないお店には、一度訪れた人の声を見たくなりますよね。そして、それにきちんと対応しているお店の様子は、好印象に繋がりやすいと思います。
⑥商品やメニューを登録する
使い方に慣れてきたら、「商品」「メニュー」という機能もあるので、ここにお店のメニュー情報を登録していきましょう。Googleマイビジネスの段階で、どんなメニューがあるか、いくらなのかを明確にできれば、お客さんも選びやすいでしょう。
⑦最新情報を投稿する(新型コロナ対策も)
SNSのような「投稿」機能もあるので、写真と文章で最新情報を伝えることができます。投稿機能には「新型コロナ対策」に特化した部分もあるので、自店の対策について、または変更した営業時間についても、すぐにお知らせすることができます。
パフォーマンスのアクティビティ数に注目
以上が運用の手順になります。そもそもGoogleマイビジネスを使い倒している飲食店は少数だと思いますので、投稿機能なども駆使して、他店より選ばれやすい状況を整えていくべきでしょう。
特に、管理画面に入ると、以下のような「パフォーマンス/アクティビティ数」が表示されている場所があります。

アクティビティ数は「この店舗情報にアクセうした方がとった行動履歴」になります。上記でいうと、ホームページへ移動した数が486件、掲載している電話番号をタップして電話をかけた数が39件、写真を見た数は12.7万件、Google Mapでお店までのルートを検索した数が130件となります。
この履歴をみればわかるとおり、このGoogleマイビジネスからお客さんが集客へとつながる行動を取る可能性が見えてくると思います。とするならば、この場所を充実させない理由はありませんよね。
4 Googleマイビジネスのインサイトで検索語句から検証する

最後に、「インサイト」という機能もあります。
ここを見ると店舗情報にどのような検索キーワードで探したのかがランキングでわかるようになっています。
ここで表示されるキーワードを眺めてどう感じるか。自分のお店に合った言葉なのか、ずれているのか。
ずれている理由を探るのも、お店を改善するきっかけになります。
今回はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。