タカハシサトシです!
地方で10年、企画の仕事をしています。
今回は、
飲食業のマネージャーです。販売目標を立てなければならないのですが、部下にノルマを与えるやり方はダメになりました。今までは、部下それぞれに目標を決めさせ、それを達成できるように、皆を巻き込んだり、モチベーションをあげるような根回し等働きかけをしたり。しかし、それぞれに働きかける事がノルマと解釈されるようになり・・・今後全体の目標は立てられないと思っています。
という声にお答えします。
これは、飲食業は社員だけの集まりではなく、パートさんや高校生のアルバイトも一スタッフであるので、皆の力を結集できた方が販売力は上がるわけですが、目標を与える事が問題で、思うように活動できない事が原因です。
さて、このような状況にあって、リーダーはどう行動すべきでしょう。
本記事の内容
1 目標設定はしなくとも良いか
2 本当のリーダーが問われる時代
では、みていきましょう!
1 目標設定はしなくとも良いか

マネージャーとしての答えは簡単で
「経営者が目標設定しろというならしないといけない」
です。
目標設定しなくとも良いという考えに至った理由は、
・部下に店長が5人いる
・店長は従業員をそれぞれ10人ずつ抱えている
・しかし、この従業員合計50人それぞれが目標設定できない
・よって店長は店舗の目標を出せない
・よって私(マネージャー)は目標を出せない
です。
一見もっともらしい答えですが、マネージャーとして、リーダーとしてのあり方としてはズレてしまっています。
従業員の目標の合計は全体の目標ではない
このマネージャーは一部門を管理していますが、この販売キャンペーン全体を統括しているリーダーもいます。
このリーダー、実は目標設定をしていません。
よく聞くと、それぞれの部門でどのくらい獲得できるかを吸い上げて、全体の目標にしています。
今までは、それで良かったのです。
みんなで力を合わせ、一人ひとり少しずつ目標を達成してもらえれば、大きな目標を達成できると。
しかし、今回は一人ひとりの目標設定が不透明です。不透明なら目標も不透明でしょうか。これがリーダーの仕事でしょうか。
従業員の目標の合計は全体の目標ではあるけれども、全く先の見えない暗闇だとしても、たとえ根拠が全く無くとも「あっちに行くぞ」と方向を示さなければいけません。
このままでは、従業員次第、受け身、なんのリスクもない、お飾りのリーダーになってしまう。
2 本当のリーダーが問われる時代

いま、一人ひとりのリーダーシップを活かす、サーバントリーダー、インクルーシブリーダーは大切だと言われています。
それは、本質的にリーダーシップを発揮できる人間を組織内で腐らせないように、活かせるようにするための、リーダー職による組織運営の手法だと思っています。
しかし、当のリーダー職の人が、それにあやかって本当にリーダーシップを発揮することを忘れてはなりません。
「俺に任せてくださいよ!10,000個販売してみせますよ!」
と根拠は無いけど、タンカを切ってもらいたいものです。そこから、本当のリーダーへの道が開かれます。
今日は、ここまで!
お読みいただきありがとうございました。