タカハシサトシです!
地方で10年、企画の仕事をしています。
その前は10年、デザインの仕事をしていました。
今回は、
webデザインとプログラミング
どちらを目指すか悩んでいます
という声にお答えします。
僕はwebデザイナーでしたが、実際はその人の守備範囲によって職務は変わっていきます。職場の人材でも違うでしょうし、体制によっても違います。
webデザイナーとwebプログラマーで職務がかぶる部分もあります。
どちらが良い悪いでもなく、優劣をつけるわけでもありませんが、仕事のベクトルは大きく異なります。
自分自身の性格とも相談して決めていきましょう!
本記事の内容
1 webデザインとプログラミングの違いは?
2 webデザイナーとプログラマー、どちらを目指すべき?
では、みていきましょう!
1 webデザインとプログラミングの違いは?

【結論】どちらもweb制作に関わりますが守備範囲が違います
webデザイン
・グラフィックデザイン
・webサイトレイアウト(特にcss)
プログラミング
・webサイトレイアウト(特にJavaScript)
・webサイトの裏側で動作する仕組み
webデザインの仕事
webデザインは、IllustratorやPhotoshopといったグラフィックソフトを使用して、一枚絵として特にトップページデザインを制作します。場合によっては、デザイナーがサイト全体の情報を整理し設計する場合もあります。
トップページが決定したらhtmlとcssでwebサイトとして閲覧できるようプログラミング(コーディング)していきます。特にcss(スタイルシート)を駆使して、見た目にこだわります。
また、そのページにあったバナーやボタン等のデザインパーツを制作します。
webデザイナーの職歴や学習具合によっては守備範囲も広くなるし、必然と中核を担う仕事が増えていき、ディレクターとして昇進する場合があります。
webプログラミングの仕事
一方プログラミングは、トップページが決定後、htmlとcssでレイアウトを組む場合もあれば、webデザイナーが組んだレイアウトにJavaScriptで動きを付けたりしていきます。
WordPressはphpプログラムの塊ですので、こういったCMSのカスタマイズに力を発揮します。
また、PHPなどを使用し、予約フォームやショッピングカート等、そのサイトに必要なバックエンドのプログラムを組みます。
職種別守備範囲の図
web制作はチームで動く場合がほとんどです。
それぞれの職域や関わり方をシンプルな図にしました。
webデザイナーとプログラマーの他、制作全体を指揮するディレクターと成果にこだわり事業を起こすプロデューサーの範囲も書いてあります。

どこまでの仕事を目指しますか?
2 webデザイナーとプログラマー、どちらを目指すべき?

簡単な性格診断で決めるのもあり?
webデザイナー向き
・デザイン思考
・センスを磨く
・魅力をつくる
・マーケットを読む
・ユーザーフレンドリー
プログラマー向き
・論理的思考
・整理整頓
・組み立てる
・ゼロからつくる
・自己研鑽
と、上記と見比べて、当てはまる考え方や性格があったら、そちらに向いているかもしれませんね!
webデザイナー向きな性格や考え方の例
・デザイン思考
⇒クライアントの課題を把握し、それを解決するという考え方ができる
・センスを磨く
⇒かっこいい、かわいい、いけてる!センス良い、気持ちの良いサイトを目指す
・魅力をつくる
⇒魅力とはブランド力。強いブランドを作る事にこだわりたい。育てたい。
・マーケットを読む
⇒市場に受け入れられるデザインとは?流行りに敏感。
・ユーザーフレンドリー
⇒独りよがりにならず、閲覧者に優しいサイト設計ができる。
プログラマー向き性格や考え方の例
・論理的思考
⇒様々な可能性を考えたり、冷静に判断できる。
・整理整頓
⇒プログラムのコードは美しく。SEOにも最適化。デスクもスッキリ。
・組み立てる
⇒エラーなく動作しないと意味がない。正しく組み立てられる力。
・ゼロからつくる
⇒ゼロからつくる事の楽しさ。満足感、達成感。新しいものを生み出す。
・自己研鑽
⇒時代はエンジニアを求めている。新しい技術を学びたい。
いかがでしょうか?
まとめ:webデザインとプログラマーのベクトルの違い

簡単に言うと「外向き」と「内向き」です。
相手(クライアント・ユーザー)と
自分(会社・作り手)です。
もちろん、きっちり分けられる事もないし、
どちらも混在するのが当然だと思います。
ただ言えることは、web制作チームにおける体制としては
webデザイナーはよりフロント側で
webプログラマーはよりエンド側にポジショニングしています。
なので、こういった立ち位置の違いから、
発想の起点、考え方の違いが生まれてくるでしょう。
webデザイナーはクライアントやユーザーよりで働くため、
全体を統括するポジションに進みやすいでしょうし、
webプログラマーは高度なプログラミングを学び
新しい商品を開発する原動力となるでしょう。
性格的に向いている事を切り口に
仕事を決めてみてはいかがでしょうか。
⇒webデザイナーの仕事とキャリアについてはこちらの記事をご覧ください。