タカハシサトシです!
地方で10年、企画の仕事をしています。
その前は10年、デザインの仕事をしていました。
今回は、
AI時代の到来でwebデザインの仕事ってなくなる?
将来性があるかどうかで悩んでいます。
という声にお答えします。
将来を考えると不安ですよね、僕もです。
将来性があるかと考えると、
何でもそうですがなくなるかもしれませんね。
・・・ならばやらない方が良い?
極端ですが人生もそうじゃないですか。
いずれ死んでしまう。
・・・ならば何をやっても意味ない?
と考えると、あまり将来に神経質になっても仕方ないですよね。
今自分がいる場所をしっかりと見て、一歩ずつ歩んで行きましょう。
↓そんなwebデザインについての入門記事です。よろしければ!
本記事の内容
1 AI時代の到来でwebデザインの仕事はなくなるか
2 webデザインの意味は変わっていく
では、早速!
1 AI時代の到来でwebデザインの仕事はなくなるか

【結論】なくならない・・・けど。
2014年の事ではありますが、英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授らによって発表された論文『雇用の未来ーコンピューター化によって仕事は失われるのか』は、20年後までに人類の仕事の約50%が人工知能ないしは機械によって代替され消滅すると予測しました。
【参考サイト】https://gendai.ismedia.jp/articles/-/40925
僕は今フード業界にいますが、このコロナ禍において、非接触のサービスや技術が自然と受け入れられたこともあり、この田舎でも3年後くらいの未来が一気にやってきた感じです。
・お客様のスマホでのテーブル注文や決済
・テイクアウトやデリバリーのもモバイルオーダー
・非接触でセルフなレジ決済
・配膳ロボット
・LINEミニアプリ等スーパーアプリの台等
しかし、これらも過渡期による売りつ変わりの中で、最終的には無人の可能性だってある中、現状でも単純作業や付加価値の生まない仕事は淘汰されつつある・・・。こわい。
webデザインの業界はどうでしょうか?
本来デザインはクリエイティブな意味合いの強い仕事なので、なくならないはずです。
しかし、素材があれば、それをどう組み立てるか、どう整理するか、といった作業だけを見れば、いずれAIが取って代わる可能性は高い。
必要なロゴ、テキスト、画像データを与えると、様々な可能性のレイアウトを自動的に提案してくれる人工知能搭載のWordPressなんかが現れたりしそうですよね。その中から、目的にあったデザインを選ぶのが人の仕事。選ぶと同時にコーディングもAIが行うとなれば、web制作の仕事は一気にスピードアップする。
となると、webデザインはどんな仕事に変わっていくのか、それともなくなるのか。プログラムのスキルは、いずれ人の仕事ではなくなる時代がくるかもしれないですね。
2 webデザインの意味は変わっていく

【結論】よりクリエイティブな仕事に変わる
そもそも、クリエイティブって?
創造的、独創的と和訳されます。
新しい考え・思いつきで、ものごとをつくり出すような意味合いの言葉です。
言葉では何となくわかった気がするけど、そういう仕事とは何なのでしょうか。
クリエイティブな仕事って?
新しい価値を作り出す、つまりイノベーションとも言えますが・・・
わかりやすく一言で言うと
「変化」
と言えます。
単純作業や、素材を元にした組み立て、組み合わせによるパターンなどは間違いなくAIの得意分野。しかも学習して精度を高めてくる。
すると人間のやるべき仕事は、新しい価値を生み出すために「変化」させる事こそ、クリエイティブな仕事であると言えるでしょう。破壊と創造とよく言いますが、現状を良い意味で否定して、変えていく事が求められます。
・基礎 → 応用
・思考 → 行動
・個性 → 一般
例えば、上記は対義語ですが、変化を表します。
・基礎を活かして → 別な場所に応用する
・思考したことを → 行動して実証する
・個性的な経験を活かして → 一般的なテンプレをつくる
上記は全て、もとからあるものを活かし、新しい形に変化させています。
料理にも似ていますね。
ポイントは「変化」です。
webデザイナーのクリエイティブな本質
単純作業がなくなるとしたら、webデザインのクリエイティブな仕事とは何でしょうか。
webデザインの仕事は、その流れの中で一つの形に決まり、制作作業に移ります。この「1つの形に決まる」までが、より最重要になるはずです。
それは、webサイトを作る目的や叶えたい目標のために、どういう形が最適で、どういう意味をつけたら良いか、という事が仕事になるという事です。
これを人間の仕事とすると、「誰が」形を決めて意味をつけるのかが重要です。この「誰か」の個性が重要になります。その人がもっているもの、経験したこと等、アイデンティティがより重要視されるのはないでしょうか。
↓意味の付け方、ブランディングについてはこちら
テクノロジーがあたりまえになった時、それを活用した新たなwebデザインという仕事を創れるかどうか、です。
まとめ:付加価値を生むwebデザイナーになろう

年々、webサイトは増え続けており、web制作の仕事も増えています。
そんな中、今日のwebデザイナーは「情報設計」が重要だと感じていますが、蓋を開ければ、制作作業に追われている場合がほとんどではないでしょうか。または、スキルを習得し制作することがwebデザインの仕事になっていませんか?
しかし、その制作作業を人間がする必要がなくなった場合、今行っているwebデザイナーと名乗る作業スタッフは必要なくなり、本当の意味でのwebデザイナーが求められます。
それは、webをつくる目的と目標を理解した上で、ブランディングとマーケティングに精通し、最適な情報を設計する。
そういった「webデザインのプロ」だけが生き残る時代は近い。