タカハシサトシです!
地方で10年、企画の仕事をしています。
その前は10年、デザインの仕事をしていました。
今回は、
webデザインにワイヤーフレームを
どう活かしたらよいか悩みます
という声にお答えします。
ワイヤーフレームは、webサイトがどんなレイアウトになるか線を引いて表現するものです。
悩むとすれば、
・作る時に悩む・・・レイアウト設計
・活かす時に悩む・・・ディレクション
の2点かなと思います。
今回の記事では、ワイヤーフレームの役割と、特にwebディレクターが案件を円滑に進める上で活用するはずですので、ディレクションについて解説していきたいと思います。
ワイヤーフレームを作る上ではwebデザインの作り方を抑える必要があります。参考になるサイトは様々ありますが、作り出すまえに学ぶべきブランド設計について以下で紹介しています。ぜひ。
本記事の内容
1 なぜwebデザインにワイヤフレームは必要か
2 webディレクターの役目は全体を仕切る力
では、見ていきましょう!
1 なぜwebデザインにワイヤフレームは必要か

【結論】共有のため
なぜ共有するかと言えば、コミュニケーションロスを和らげるためです(そもそも共有=コミュニケーションです)。
ワイヤーフレームは、そのサイトのレイアウト設計図ですので、webデザインとそれを決定する人が共通イメージを抱けるようにする事が大きな目的です。
しかし、ワイヤーフレームを作ったからといって、うまく共有できるわけではありません。そこには、ディレクターという役割の人の働き方によって、ワイヤーフレームが活きて来るし、その案件がどう進むかが決まってくるのです。
その案件に関わる人は誰か
制作体制1人⇔クライアント(決裁者)
は話が速い。
制作体制2人以上⇔クライアント(担当者+決裁者)
関わる人が多くなるとロスが出ます。当然ですね。
こういう場合は、ワイヤーフレームやITツール以前に、誰かが全体を仕切らないとスムーズに事が進みません。
明確にディレクターという役割がいる場合もあれば、営業がその役割をする場合もあるし、webデザイナーがその役割をする場合もある。
webデザイナーだけれども、何かがきっかけでディレクションする機会があるならば、自分のステージを無理やり1段上げる必要があります。はじめはキツイかもしれません。
僕は正直、30代前半まで、さっぱりダメでした。
2 webディレクターの役目は全体を仕切る力

仕切るというのはどういうことでしょう?
あいつ仕切るのがうまいな!と言うセリフはよく聞きますが、それって・・・?
仕切るとは2つの線を引くこと
①直線・・・始まりりから終わりまで。スタートからゴールまで。
②境界線・・外側と内側。関係者とそれ以外。コミュニティの範囲。
この2つを、理解して行動しているのか、直感的にしているのかさておき、コントロールしてる人は接していてそう感じます。大抵がリーダーです。
webディレクターの場合は、
始まり・・・案件受注日
終わり・・・納品日
境界線・・・制作チーム+クライアントの担当者(様々)
を明確にすることです。
すると、webディレクターの仕事は、自ずと始まりと終わりにこだわり、関係者を大切にする、という事になります。
そして、これらを最高の仕事にするためには、準備とスピードが重要です。
仕事のボリュームと納期を見比べた時に、早く終われば感謝され感動を呼ぶだけです。それを実現させるには冒頭で伝えた「コミュニケーションロス」が命取りになるわけです。
コミュニケーションロスを少なくするwebディレクション
webディレクターの仕事は僕は始めが肝心だと思っています。
その仕事の始まりの段階で、ロスを少なくできるかが決まります。
こだわるポイントは2つ。
・仕事の内容が大体決まる事
・チーム及び関係者同士がいい雰囲気である事
ここにこだわれば、流れがよくなるはずです。その方法は様々で、例えば関係を良くするに始めに飲み会したって良いかもしれない。
少なくとも、はじめの段階でワイヤーフレームにより認識を合わせることは重要です。
まとめ:ワイヤーフレームを使いこなし、仕事を仕切ろう

ディレクターは監督です。
世の中の監督が行っている仕事を考えれば自ずと役割は見えてきます。
webデザイナーとしてスキルに磨きをかけるのも良いですが、年齢とともに若手のwebデザイナーを仕切る仕事を求められるかもしれませんよ。
今から準備をしていきましょう。
ワイヤーフレームと一緒に活用したい共有ツール
webディレクターが役割を全うする上で欠かせないのは、進捗を確認したり、都度認識がズレないように共有するために、ITツールをがっつり活用しましょう。
こちらの記事でチームタスク管理ツールを数件紹介していますので、ご参考まで。