タカハシサトシです!
地方で10年、企画の仕事をしています。
今回は、
美容室の経営しています。
売上アップのための効果的な集客方法を探しています。
という声にお答えします。
集客の相談があった場合どのようにアドバイスしますか?
やってみなけりゃわからないと、集客のための様々な手段の中からこれだと思うものを選んで提案もありですが、それはあくまで自分のビジネスで行動する場合。
クライアントのビジネスを何とかする場合は、先方が納得しないと契約にもなりませんよね。まずは、一度ビジネス全体を俯瞰してから動き出しても遅くはありません。
むしろ無駄がなく、もしかしたら別な切り口のベストな方法が見つかるかもしれませんよ。
本記事の内容
1 美容室におすすめの集客方法〜一度ビジネス全体を俯瞰しよう
2 美容室への集客をマーケティングで強化しよう
では、さっそく!
1 美容室におすすめの集客方法〜一度ビジネス全体を俯瞰しよう

集客方法を考える前に、まずは現状を確認しましょう
はじめに集客全体の流れを抑えよう
集客にも2通りの方法があり、今できる事で売上げを上げるために顧客に働きかける「セリング」と、長期的に売れる仕組みをつくる「マーケティング」では、集客の意味が異なります。
今すぐできる行動も大切ですが、悩みの本質はそこではないと思いますので、どのような現状なのかビジネス全体をまずは俯瞰すべきです。
ビジネス全体を俯瞰する4つの質問
・あなたの商品が選ばれる理由は?
・ターゲットは?ペルソナはいるか?
・どんな美容室を目指しているのか?
・いくらの売上を目指しているのか?
↓ペルソナについての記事はこちらを参考ください
上記の質問に明確に答えられるならば、
「○○○」なわたしたちが
「○○○」な人たちへ
「○○○」をすることで
「○○○」な未来を共有し
「○○○」な利益を得るビジネス
という文章が成り立ちます。
そして、この文章が完成した時点でビジネス全体がはっきりしますよ。
どんな言葉が入るかは、その人のセンス次第。
この機会に見直したって問題ないはず。
一度立ち止まり、あらためて未来を描いてからの方が、意味あるビジネスを進められると思いませんか。
2 美容室への集客をマーケティングで強化しよう

次にマーケティングの全体像を確認しましょう。
なぜなら、「集客」はマーケティング(売れる仕組み)のひとつのポイントだからです。なので、集客だけではなく、売れる仕組みで理解したほうが良いでしょう。
[買い手]
市場(美容室に行きたい人)
↓
①機会(チャンスかも)<<<集客
↓
②体験(やってみよう)→共有(シェアしよう)
↓
③契約(買ってみよう)→信頼(また買おうかな)←ビジョン
↑
商品(サービスメニュー/美容師)
[売り手]
上記の①〜③の部分がマーケティング(売れる仕組み)です。
↓マーケティングについての記事はこちらを参考ください
集客の目的は美容室に来てほしい人に「興味あるかも」「気になるな」と感じてもらえるかどうかになります。
なので、集客に力を入れるということは、たくさん興味を引くということですが、売上になるには③の買ってみようという状態にならなければなりません。美容室でいうと来店です。よって、③に導くように興味に合わせた段階を用意する必要があります。
このマーケティングの流れを理解した上で、①〜③のポイントを踏まえながらアイデアを出しつつ、試していきましょう。
①興味をもつ機会を増やす
チラシなどの広告や、ホットペッパーなどのペイドメディア、ブログやSNS、美容院なので、看板や垂れ幕、のぼり等も重要なきっかけづくりの手段です。
しかし、これら手段に目が行きますが、より中身が重要になりますので、先のビジネス全体像の話が活きてくるし、中でも選ばれる理由のある商品が魅力につながり、興味をもつ動機になるはずです。
②体験できる場を設ける
様々な切り口で興味をもった人が次にどんな行動を起こすか。
実際は思ったとおりにいくことは無いでしょうが、興味をもった人へ向けた受け皿を用意すべきです。
例えば公式サイトで詳細がわかる、googleマイビジネスが整っている、LINE@などの会員登録、またはテクニックを見せるYoutube動画もありだし、お客様のインタビューが見れても良い。もちろん、会員登録でクーポンゲット、予約できるように構築するもありです。
このように、最初に興味をもった人の受け皿となる場、特にその美容院がどんなところなのか、体験できたり試せるような要素があればベストでしょう。
③店舗を整える
集客するのは店舗ですので、ビジネス全体像に合わせて店も設えたいところです。ある程度の予算をかけてもやるべきかどうか。
例えば、美容院のコンセプトが「整える」であれば、サウナを併設して、ヘアスタイルと体も整える、とか。新しい魅力を付加させて新しい客層を集客すべきかどうか。
検討する事は多々ありますよね。
④契約しやすくする
料金がわかりやすい明瞭会計であったり、待つ必要がなかったり、決済方法が様々選べたり、気に入らなかったらお代は返金など、最終的に来店してから支払うまでの障害を取り除き、スムーズに取引しやすくする事は重要です。
⑤顧客化の仕組みをつくる
②の時点でアプローチしているように、今後顧客との信頼関係をつくり、再来店へつなげるためにも、会員の仕組みは作っておきたいところです。
一番親しい方へVIP会員証や、代表的なポイントカードやスタンプカード、LINE@やメルマガ会員、SNSのフォロワーなど。
サブスク型の定額プランをつくり囲い込むのもありです。
まとめ:美容室に集客する方法の本質は美容師にあり

自分のビジネスの現状把握、そして売れる仕組みを構築する。
どちらも、集客していく上で前提となる重要な事です。
その中で、最も集客に影響がある事は「商品の魅力」です。
美容室の場合、一番の商品は美容師そのものです。その美容師の人となりがそのまま魅力となり、差別化にもなれば、選ばれる理由でもあるので、集客力に影響する。
どんな美容師を目指すかで、未来が簡単に変わっていきそうです。