原価企画とは?ビジネスのアウトラインを決める重要ポイント

原価企画とは?ビジネスのアウトラインを決める重要ポイント

タカハシサトシです!

地方で10年、企画の仕事をしています。

今回は、

原価企画とは何ですか?
どのように活用すれば良いでしょうか?

という声にお答えします。

原価企画という言葉はトヨタで有名です。
商品戦略において、企画の段階から全体の収支を踏まえた上で開発予算を決める事です。

どういった自動車をつくるか、という課題に対して、何もヒントもない漠然としている段階からひとつの方向性を導くために、収支面から明確にしていくアプローチといえます。

収支面がはっきりすることで、商品の方向性や予算感から作れるものが見えてくる場合もあるでしょう。

このような原価企画を行う理由は、作れば売れた時代でなくなった事が要因です。良いものだからといって・・・売れるわけではありません。

本記事の内容

1 原価企画とは?ビジネスのコストを決める重要ポイント
2 原価企画で決まった開発予算の中でクリエイティブは生まれるか

では、みていきましょう!

1 原価企画とは?ビジネスのアウトラインを決める重要ポイント

原価企画とは?ビジネスのアウトラインを決める重要ポイント

原価企画とは、商品開発を行う上で全体の収支から開発コストを導き出す事です。つまりは、この時点で、そのビジネスの設計図が決まります。

ここで支出のおさらい。

・原価=商品をつくるために使ったお金
・費用=原価に加え商品を売るために使ったお金
・コスト=このビジネスに使ったお金の総額

です。

これを踏まえて、ビジネスの骨格を定めていきますが、コストだけを考えても決められないですよね。決めるためには当然ながら

・どのくらいの利益を出すか
・どのくらい売り上げるか

が必要です。

これにより、売上と利益とコストの関係を明確にします。

利益が大きいほうが良いでしょうが、それを実現するには高い売上か、低いコストが必要になります。高い売上を目標にするには、高額の商品を売るか、数を売るかしかありませんので、いずれにせよハードルは高まります。よって原価企画という発想で、いかにコストを考えていくかという事になります。

少し視点を変え、

・目指す売上規模

によってかけられるコストも見えてきます。この商品はその企業にとって主力商品となるのか、ニッチな商品なのかによっても目標値は変わるでしょう。

また、商品価格と販売数の掛け算が売上だとすれば、高額商品を少数売るのか、安価な商品を数多く売るのかでも方向性が異なります。どちらが良い悪いということではなく、戦略としてどうしていきたいかに答えがあります。

どうするかを考えるということは、

・商品ブランド

をどう解釈するかです。
ブランドは、その商品の存在理由ですので、なんのためにその商品があるのかによって、全体の方向性も見えてくるでしょう。

ブランドを考える上で、

・どういった人が購入するのか

も同時に決めていきます。

このように、商品の原価を考えるということは、ビジネスの全体像を俯瞰できないことには、決めにくいということが言えます。

↓ターゲットを考える上での参考記事はこちら

↓ブランドについての記事はこちら

まとめると

・商品ブランドは何?
・何を目的にした商品?
・だれがターゲット?
・売上規模は?
・利益率は?
・かけられるコストは?
・原価は?
・開発にかける費用は?

をバランスを見て決めていきます。

例えば、僕のお仕事でもある飲食業の場合

・商品ブランドは何?(寿司と焼魚の大型店舗)
・何を目的にした商品?(次世代の主力商品とするため)
・だれがターゲット?(家族3世代が楽しめる)
・売上規模は?(月商1,500万円)
・利益率は?(10%)
・かけられるコストは?(90%)
・原価は?(50%)
・開発にかける費用は?(年間利益1,800万円として4年で回収=7,200万円)

このような案が考えられます。

このアイデアが成り立つのか、もう少し詳しく検証する必要があるでしょうが、模倣されやすい飲食業界において、この方向性で多くの家族がこの店を選び、食事を楽しめて利用しそうな感じがするかどうか、その感覚が重要です。

単純に、身近なターゲットとなる人数名に話をして反応を伺うだけでも良いです。このように、実際に企画を行う人は、周囲のターゲットとのコミュニケーションの中でリアリティのある企画に落とし込みながらまとめるべきでしょう。

2 原価企画で決まった開発予算の中でクリエイティブは生まれるか

原価企画で決まった開発予算の中でクリエイティブは生まれるか

先程は収支面から方向性を導くお話でした。ある意味理想論です。
ここから先は、考えたことや思いを形にします。

なんだかんだ考えても、実際にやってみないとわからない事もあるでしょう。そして、実際に形にできるクリエイターやエンジニアなどの開発者は、良いものを作りたいに決まっているので、決められた開発予算と良いものをつくるためにかかるコストの間で悩まされることになるでしょう。

僕は人間そんなに器用ではないので、予算を考えながらクリエイティブな発想は難しいと感じています。

なので、やっぱり役割が重要になります。

2人のリーダー次第

何か新しいものを生み出せる力を持つクリエイターやエンジニアにとって、モチベーションは重要なポイントです。

何かを生み出したり、つくるということは、自らの中にあるアイデアを爆発させ発散させ広げていく力が最も重要になりますが、コストは縮小したり省いたり選んだりしながら具体的にしていく事ですので、相反する行為が必要になります。

器用な人なら可能かもしれませんが、はじめから予算ありきでは良いアイデアは生まれ難いでしょう。そういう意味で、クリエイターやエンジニアをリードする人材が重要になります。

予算を気にしながらも、つくる人たちのモチベーションを保ち、自由に発想させ結果として良い商品にまとめあげるリーダーが必要です。

もう1人は、原価企画を行った人がリーダーです。商品をつくる事は別のリーダーに一任し、消費者と商品開発チームの間で、利益を生むために、どういった商品に落とし込むべきか、いくらで売るのか、どうやって販売すべきか、全体の戦略を考える役割です。

この2人のリーダーが機能する体制をつくれるかが鍵となるでしょう。

まとめ:原価企画で誰が設計図を描くか

原価企画で誰が設計図を描くか

原価企画でこの商品の全体像は決まります。

この入口の段階で、何もないところから誰が設計図を描くか。
だれが関わり、どういう役割で、いつまでに、どんな商品をつくり、だれにどのように売れていくのか。

この設計図は「人」が最も重要です。
作る人、買う人、売る人・・・

関わる人を想像しビジネスを設計できる人こそ、
最もクリエイティブな仕事をしているのかもしれません。

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